K-POPグループの元メンバーらがマネジメント契約を巡り、所属事務所からおよそ1500万円の損害賠償を求められた裁判で、東京地裁が事務所側の訴えを退ける判決を言い渡したことが分かりました。
SKY GIRLS’元メンバー:「(活動を)心から楽しんですることができないのが一番苦しかった。こういう判決をいただいてすごくうれしい」
K-POPグループ「SKY GIRLS’」の元メンバーら4人は、脱退を申し出て活動を拒否したところ、所属していた事務所からマネジメント契約は解除されていないとして裁判を起こされ、合わせておよそ1500万円の損害賠償を求められました。
元メンバーらは十分なレッスンを受けさせてもらえないまま、身長が160センチ以上であるにもかかわらず、体重が40キロ台になるまでダイエットをするように強要され、日常的にビデオ通話などで過度な拘束を受けていたなどと主張し、契約解除の有効性を求めて争っていました。
東京地裁は28日の判決で「マネジメント契約」は「労働契約」ではないものの、元メンバーらは「労働者」と同じ立場であるとみなし、労働基準法で認められている「契約関係からの離脱」を保障すべきとして、契約は解除されていると認定しました。
判決を受け、元メンバーの1人は「事務所の代表から解放された気持ち」「アイドルじゃなくてもバックダンサーなど何かしらの形で活動を続けたい」と今後の抱負を語りました。
「SKY GIRLS’」は2017年に日本で結成され、2019年にK-POPグループとして韓国で正式にデビューしていました。
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