『アンフェア』(UNFAIR)は、2006年1月10日から3月21日まで毎週火曜日22:00 – 22:54[注 1]に、関西テレビと共同テレビの企画・制作により、フジテレビ系の「火曜22時枠」で放送された日本のテレビドラマ。その後シリーズ化され、連続ドラマの続編となるスペシャルドラマ、映画3作品(2007年・2011年・2015年)が制作された。主演は篠原涼子。
警視庁検挙率No.1、バツイチ、子持ち、大酒飲み、“無駄に美人”の女性刑事・雪平夏見が、刑事だった父親の死の真相を追いながら数々の難事件に立ち向かう姿を描く。原作は秦建日子の小説『推理小説』だが、連続ドラマの最初の事件のみ原作を扱って描かれており、中盤以降のストーリーはドラマ・映画のオリジナルシナリオである。
シリーズ
テレビドラマ
連続ドラマ『アンフェア』(2006年1月10日 – 3月21日放送 / 全11話)[1]
スペシャルドラマ『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』(2006年10月3日放送)
スピンオフスペシャルドラマ『アンフェア the special ダブル・ミーニング〜二重定義』(2011年9月23日放送)
スピンオフスペシャルドラマ『ダブル・ミーニング〜Yes or No?』(2013年3月1日放送)
スピンオフスペシャルドラマ『アンフェア the special ダブル・ミーニング〜連鎖』(2015年9月15日放送)
映画
『アンフェア the movie』(2007年3月17日公開、配給:東宝)[2]
『アンフェア the answer』(2011年9月17日公開、配給:東宝)[3]
『アンフェア the end』(2015年9月5日公開、配給:東宝)[4]
2006年1月10日から3月21日まで放送された連続ドラマ全11話はエピソードIからIIIまでに分かれていて、事件の複雑化により1エピソードにつき3 – 4話完結の手法を取っているが、それぞれの事件はすべて融合している。
放送終了後も反響が大きく、続編を希望するファンの声が公式サイトに寄せられた。これを受けて2006年10月3日に連続ドラマの続編となるスペシャルドラマ『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』が放送された。翌2007年3月17日公開の映画第1作『アンフェア the movie』のプロローグとしても描かれており、スタッフロールの後に新たな事件への伏線となるシーンがあらかじめ挿入されている。
2011年9月17日には映画第2作『アンフェア the answer』が公開。これにあわせて、スピンオフドラマ第1弾『ダブル・ミーニング〜二重定義』が放送された。
2013年3月2日『アンフェア the answer』が地上波初放送される前日にスピンオフドラマ第2弾『ダブル・ミーニング〜Yes or No?』が放送された[5]。
2015年9月5日公開の映画第3作『アンフェア the end』をもってシリーズ完結[6]。公開にあわせ、スピンオフドラマ第3弾『ダブル・ミーニング〜連鎖』が放送された[7]。