岩手県・盛岡駅近くに本場の味と雰囲気を楽しめる韓国料理店が2024年にオープンした。カジュアルな空間で韓国出身のシェフが腕を振るう本場の味を再現した料理の数々。地元客に人気が高まる「韓国料理店チェゴ」を紹介する。
JR盛岡駅から程近い盛岡市盛岡駅前通にある木伏緑地に2024年7月にオープンした「韓国料理店チェゴ」がある。
店内に一歩足を踏み入れると、まるで韓国の屋台ような雰囲気が広がる。
ネオンが光り、ドラム缶を改造した椅子や銀色のテーブルなど、本場の屋台を再現した内装が目を引く。カジュアルな空間でありながら本場の韓国料理が味わえる店だ。
腕を振るうのは韓国出身で店長のチョウジンウさん。彼の料理に対する情熱と本場の味へのこだわりが店の魅力を支えている。
「私のこだわりは韓国本場の味をそのまま提供したい。韓国で食べた料理を思い出して、その味を表現するために努力している」とチョウジンウさんは語る。
おすすめは特製の煮豚を使ったポッサムだ。チョウジンウさんはこの料理にも独自のこだわりを持っている。
「基本的に韓国のみそでプラス10種類以上の調味料を入れて一緒に2時間半から3時間くらいゆでた後、お客さんに提供している」と、その調理法を説明する。
チョウジンウさんによると、韓国は野菜と一緒に食べる文化が多いので、野菜を巻いて食べるような必要なものを一緒に出しているという。
サニーレタス、大根キムチ、にんにく、合わせ味噌のサムジャンなどが添えられ、豚肉の旨味と野菜のシャキシャキ感がクセになるおいしさだ。
口当たりがすっきりとして癖がなく飲みやすい韓国焼酎・チャミスルは、料理と相性抜群でおすすめだ。
オープンから半年、店のファンも増えてきた。
地元の客からは「サムギョプサル食べました。おいしかったです。初めて食べれてよかったです」「盛岡にない感じの雰囲気のお店で本場に近くていいなと思います」などの声が聞かれ、その人気ぶりがうかがえる。
「チェゴ」のもう一つの人気メニューが「チキン3種セット」だ。
2度揚げすることでサクサクっとした食感で、中はジューシーで食べ応え抜群。3種類のソースで味の違いを楽しめるセットになっている。
チョウジンウさんは「3種類あり、醤油ガーリックチキン・ヤンニョムチキン・ホワイトチキン。ホワイトソースはホワイトオニオンソースを作って、玉ねぎと一緒に食べる。基本的にはホワイトソースなので、マヨネーズがメインです」と説明する。
韓国料理には、やはり韓国のお酒が欠かせない。自然発酵させて乳酸菌が入っている生マッコリはフルーティーで爽やか、微炭酸を感じる飲み口だ。
さらに、チェゴではマッコリを使ったカクテルも提供している。「ストロベリーのマッコリカクテルが人気です。見た目もすごくピンク色で可愛いので、見栄えもありますし人気な商品です」とチョさんは胸を張る。
さらに、「チェゴ」ではマッコリを使ったカクテルも提供している。
スタッフの木村芽生さんは「ストロベリーのマッコリカクテルが人気。見た目もすごくピンク色でかわいいので飲みやすさもあり人気の商品」と話す。
そして「お客さんにもたくさん来てもらって韓国の文化を感じてほしい」と店への思いを語った。
「チェゴ」は盛岡市にいながら本場韓国の屋台の雰囲気と味が楽しめる韓国料理店だ。